考えごとのひとりごと

日々のふとした疑問、悩みごとをゆったり語る場所。

勉強嫌いは当たり前というお話

つい去年の春に入学したよね〜ってテンションで過ごしていたら、いつの間にか卒業論文の執筆に追われる日々を過ごしている。年を取るごとに一年過ぎるのが早くなるとは聞いていたが、こんなにだとは思ってなかった。1日1日を無駄にしまい、と生きる、今日この頃です。

12月になり、センター受験までのカウントダウンが近づくと、4年前の大学受験を思い出す。
私の高校はいわゆる進学校で、大学・短大・専門は問わないものの進学が前提の高校。さらに、指定校推薦枠が割と多く設けられていて、「お利口さんにしてれば(大学を選ばなければ)指定校で楽に決めれる」というところでした。
そのため、大学1年の頃から指定校推薦を狙う人たちは冷戦状態で、「〇〇さんがあの大学を狙っている」「あの人の内申点は〇点らしい」という小賢しいネットワークが出来上がっている始末。
はじめこそ「推薦は楽そうだなあ〜」なんて呑気に考えてた私も、「こいつらと戦うなんてバカじゃね?堂々と試験受けよ」と思い直し、推薦での受験を秒で諦め、塾でもそもそ勉強を続けました。

 

しかし。全く点数が伸びない。
それもそのはず。高校の授業は大学受験問題がベースになっていて生徒の理解度なんて気にせずマッハで進んでいる。「大学受験するならこれくらい分かるよね?」「この単元は塾でもうやっただろうから飛ばします」と教師もプレッシャーをかけてくる。
ひとつひとつ理解していく余裕なんてどこにもなかったため、とりあえず丸暗記でテストを乗り切っていたら、頭の中には何も残ってませんでした。
さらに、推薦組が「受験勉強?大変そうだね〜」とマウンティングをしかけてくる。心はズタボロだが、心の筋トレと思って無心を貫く。

正月もクリスマスも塾の特別講座に連行され、テレビや漫画、ネットの全てを断ち、勉強に全てをかけた。

 

だが結果は、第一志望、第二志望、第三志望、第四志望、とにかくすべて落ちた。

 

今通っている大学は、「これに落ちたら浪人だな」とヤケクソで3月に受けて滑り止まった大学である。正直言ってこの大学は全く考えてなかったので、願書を取りに行った日(願書を郵送する日数さえギリギリの状態だった)に初めてキャンパスを見た。
合格発表はホワイトデー。その5日前には卒業式。まさか自分が進路未定で卒業するなんて、思ってもいなかった。

 

とまあ、受験エピソードはかなりのズタボロだったが、実際は住めば都である。「不本意で入った大学とはいえ、勉強しない理由にはならない」とヤケクソながらも入学後もそこそこ勉強をした。
そこで気付いた。大学の勉強には正解が無い。マニュアルが無い。私の考えた事を試せる環境が整っているし、バカみたいな素朴な疑問に「面白い質問だね」と嬉しそうに答えてくれる先生もいる。

 

大学の勉強はめちゃ楽しいのである。

 

そして、推薦組でただ「よい成績」「先生に可愛がられる生徒」を目指して奔走していた人たちに卒業後会うと、「大学の勉強の仕方がわからない」と言う人が多かった。
(もちろん、推薦を目指す人が決まってこういう人だ!と決定づけているわけではない。私の周りがそうだっただけなので、あしからず)

 

つまりは、「マニュアル化した事を覚える」勉強と「自ら問いを立てて実証する」という勉強は全くの別物で、自分が向いてるかどうかはやってみなきゃ分からないということ。
大学はそのトライアンドエラーの場。自分が望んで行動さえすれば、どんどん、いろんな物を吸収する事が出来る。自由研究みたいなもんである。

 

そもそも、年表や英単語を暗記して問題をこなすのは「作業」に近い。新人社員が毎日お茶汲みコピー取りだけで一日中過ごしていたら「あれ?何のために働いてるんだっけ?」ってなる。受験勉強もだんだんと「自分は機械なのでは?」という気持ちになったのを覚えている。

今勉強はクソだなって思ってる人も、勉強は暗記力だけではないという事を体験しておいてほしい。


ポケモン150匹言えるのも、ドラクエの呪文が全部言えるのも、「楽しい」からで、強制された勉強を楽しいと思える訳がない。そんな勉強をクソだと思うほうが正常である。たいてい大人も同意見だし。
なんでもいいから、その道のプロに出会って話を聞くのも良いと思う。数学でも考古学でもプログラミングでも、その分野を楽しくて仕方ないと考える人に、教わる事は沢山ある。

今、卒論でお世話になっている教授も「そもそも君はなぜこれを調べたいと思ったのか」を重要視している。
受験勉強も、「なんでwillは未来形じゃないの?」「壁にも天井にもonなのはなんで?」などの疑問を持つことが本来なら重要なのだと思う。
「なんで桜じゃなくて梅なのですか?」と質問するCMもあったが、疑問を持つことはいいことである。受験では「そんな事よりいいから覚えなさい」と言われるが、十中八九先生もなぜだか分からないだけだ。

 

反省点としては振り返ってみると、本当に勉強して食って寝ての繰り返しだったので、今思えば息抜きすれば良かったなという後悔が残っている。
当時の最高の贅沢は「時間を使う」ことだった。そんな事より勉強だ!と、食に走って一時期太ったので、受験生はたまには時間を使って遊んでくるとよい。息抜きしても死ぬ訳ではないです。

大学は、自分の行動自体でオアシスにもなるし地獄(笑)にもなる。(強制された)勉強嫌いはみんな一緒です。だから大丈夫。

今日は4年前を思い出しつつ、寝るとします。